中谷元防衛大臣は10日の記者会見で「現実に核兵器などの日本に対する安全保障上の脅威が存在している中で、脅威に対応するためには米国が提供する核を含む拡大抑止、これが不可欠」と強調した。
中谷大臣は10日~12日までの日程で予定している日米拡大抑止協議について「まず、地域の安全環境、それから日米同盟の態勢、核及びミサイル防衛政策、そして軍備管理やリスク低減といった事項を議論し、戦略や能力に関する相互理解を向上させ、核抑止力を強化するための方法について意見交換を行う予定」と述べた。
その一方で核兵器廃絶に取組んできた日本被団協がノーベル平和賞を受けたことには「非常に長年、核兵器廃絶、被爆の実相に対する理解促進に取組んでこられた団体であり、ノーベル賞を受賞されることは非常に名誉ある、極めて意義深いと思う」と述べた。(編集担当:森高龍二)