Stellantis Japanは、シトロエンのCセグメントハッチバックモデル「C4」の最新モデルを2025年3月27日より、全国のシトロエン正規ディーラーで発売すると発表した。
C4は、シトロエンの魅力である独創的なスタイリング、独自のサスペンションシステム、アドバンストコンフォートシートがもたらす優れた乗り心地が特徴の5ドアハッチバックモデルだ。
この新型「C4」は、シトロエン初のハイブリッドモデル。ガソリン1リッターあたりの航続可能距離は23.2km(WLTCモード)を達成し、輸入車Cセグメントモデルのなかでトップの燃費性能を誇る。
搭載するハイブリッドシステムは、新開発の1.2リッター3気筒ガソリンターボエンジン(100kW/5500rpm、230Nm/1750rpm)と電動モーター(16kW/4264rpm、51Nm/750-2246rpm)を内蔵した新世代の48Vマイルドハイブリッドシステムだ。システム総合出力は145psと発表されている。組み合わせるトランスミッションは6速デュアルクラッチトランスミッションである。
ハイブリッドの大きな特徴である電動モーターのアシストにより、低速から力強いトルクが立ち上がり、スムーズで心地よい加速が味わえる。また、低速時の100%電動走行も実現した。走行状況によって、最大約30km/hまで電動モーターによる走行が可能だ。信号待ちの多い市街地走行では、1時間あたり約50%はエンジンを使用しない状態となり、市街地での実用燃費を飛躍的に向上させる。前述したようにWLTCモード燃費は23.2km/リッターである。
ボディサイズは全長×全幅×全高4375mm×1800mm×1530mm、ホイールベース2665mm。エクステリアの意匠は、2022年のパリモーターショーで発表した「Oli concept(オリ コンセプト)」の流れを汲む次世代シトロエンデザインを随所に採用している。ボディカラーは、新色の「マンハッタングリーン」と「ブルーエクリプス」に加え、「ルージュエリクシール」、「ブランオケニトゥ」の合計4色の設定である。
インテリアで特徴的なのがアドバンストコンフォートシートだ。ホワイトが基調のアドバンストコンフォートシートには、アルカンターラとテップレザーを使用し、シート縁にはオレンジ色のステッチを施した。座面内部には、15mmのフォームパッドを使用し、サスペンションの「プログレッシブ・ハイドローリック・クッション(PHC)」と合わせて、シトロエン独自のしなやかな乗り味を演出する。グレーの天井内装色も相まって、エレガントな空間がつくられた。なお、デジタルインストルメントパネルは、従来の5インチから7インチに大型化し、視認性を改善した。メーカー希望小売価格は、432.0万円(税込)である。(編集担当:吉田恒)