村田製作所は、新興国での電子機器市場の需要拡大に迅速に対応すべく、生産子会社である深セン村田科技有限公司の新棟を建設し、16日、新棟竣工式典を開催した。
深セン村田科技有限公司では、2005年の設立からこれまで、電源モジュール、無線通信モジュールなどの生産を行ってきたが、携帯電話をはじめ、スマートフォンやタブレットPCの需要が堅調に伸びていることから、新棟の建設により、これらの製品に使用される無線LAN(Wi-Fi)モジュールの生産拡大を図る。
世界の電子機器市場は今後、新興国での需要増加が市場を牽引し、成長していくことが期待されており、村田製作所では深セン村田科技有限公司だけでなく、中華圏での生産拠点の拡充を積極的に進め、更なるビジネス拡大を目指している。