スマホ時代の目の健康。見過ごせない目のサインと効果的なケアとは?

2025年07月27日 09:46

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目の健康維持は、日々のちょっとした意識とケアで大きく変わる

 NTTドコモ モバイル社会研究所が2024年に全国の15歳から79歳の男女約5719人を対象に実施した、スマホでの動画視聴についてのWeb調査によると、仕事での利用以外に1日2時間以上スマートフォンで動画を視聴している人は、全体で4割を超えることが分かった。とくに若い世代ほどスマートフォンでの1日の動画視聴時間が多いという結果が出ている。

 動物が生きていく上で「目」は最も大切な感覚器官だ。とくに人間は五感から得る情報の約8割を視覚に頼っていると言われている。また、目は脳と密接につながっているため、目の疲れが脳の働きに影響を与えたり、逆に脳の異常が目の見え方に現れたりすると言われている。スマートフォンだけでなくテレビや、仕事でのPC作業など、目が日常的に酷使されている中、目の疲れ、かすみ、ドライアイといった症状は、もはや他人事ではない。これらのサインを見過ごし続けていると、視力低下や深刻な目の病気、脳のパフォーマンス低下につながる恐れもある。目の不調は自覚症状が少ないため、気づきにくい。目が見えにくいと感じたときには、すでに重症化している場合が多いので要注意だ。

 目の健康維持は、日々のちょっとした意識とケアで大きく変わる。栄養バランスの整った食事、質の良い睡眠を十分とること、定期的な眼科検診、適切な画面視聴時間を意識して目を休ませる時間を心掛けること、そして紫外線対策も大切だ。

 しかし、毎日の食事で目の健康ばかりを意識した献立を考え続けるのは大変だ。目に良いとされる食物は、アントシアニンを豊富に含むベリー類や、ほうれん草などのルテインを含む緑黄色野菜、DHAを豊富に含む青魚などが代表的だが、毎日それだと栄養が偏ってしまうこともあるだろう。そこで手軽に目の健康をサポートできるサプリメントを上手く活用することをお勧めしたい。

 例えば、わかさ生活の「ブルーベリーアイ」やロート製薬の「ロートV5アクトビジョン」などが有名だが、他にも多くのメーカーから目の健康をサポートしてくれるサプリメントが発売されているので、気になる症状や価格が合うものを選んでみると良いだろう。

 また、山田養蜂場も昨年12月、人気の機能性表示食品「ブルーベリー+ルテイン」をリニューアル。今回のリニューアルでは、ルテインを約3倍の10mg配合に増量し、さらにゼアキサンチンを2mg配合したという。実際に飲用した利用者からは「飲むと目の調子が違う」と実感の声が多数寄せられているそうだ。

 ビルベリー由来のアントシアニンはピント調節力を改善し、目の疲労感を軽減する働きがあると言われている。また、スマートフォンなどの使用で乾いた目の潤いを補う力もある。ルテインとゼアキサンチンは、目の黄斑色素量を増やしてくれるほか、ブルーライト等の光ストレスから目を保護してくれる。ぼやけやかすみも軽減してくれるので、心当たりのある人は積極的に ルテインとゼアキサンチンを摂取するように心がけると良いだろう。

 目は心の窓。疲れた目やどんよりと曇った瞳は、自身のパフォーマンスだけでなく、周りからの印象も左右する。スマートフォンやPCなどの画面をよく見ている自覚のある人はとくに、健康で活き活きとした目のために、日々の目のケアを心掛けるようにしてほしい。(編集担当:石井絢子)