石破茂総理は15日、全国戦没者追悼式後の会見で、式辞の中で「反省」という文言を13年ぶりに織り込んだ理由を記者団に問われ「私は反省の上に教訓があるというふうに思っている」と明快に答えた。
石破総理は「反省があって、教訓がある。いきなり教訓があるわけではない。反省があり、その上に教訓が出てくると私自身は考えている。ある意味、一体のものと申し上げてもよろしいかと思う」と述べた。
また「これまでの政府見解・考えと変わるものではないと思っており、あのような戦争を2度と行わないために、その反省と教訓を改めて胸に刻む必要がある、このような趣旨で申し上げた」と説明した。
石破総理は式辞で「先の大戦から80年が経った。今では戦争を知らない世代が大多数となった。戦争の惨禍を決して繰り返さない。進む道を二度と間違えない。あの戦争の反省と教訓を今改めて深く胸に刻まねばなりません」と述べ、時の政権が進む道を間違えたこと、同じことを二度と起こしてはならないとの決意を示していた。(編集担当:森高龍二)