石破茂総理が自民党総裁を辞する表明を受けて自民党は9月22日告示、10月4日議員投票、即日開票で総裁選を「フルスペック」で実施することにした。
逢沢一郎総裁選管理委員会委員長は「さまざまな政治状況を踏まえ、速やかに総裁を決定する必要がある。一方で、党員・党友が広く候補者の訴えを聞く機会を確保しつつ、党員投票に要する日数等々を総合的に勘案した」選挙日程になったとした。
そのうえで、禁止事項を党所属国会議員らに通達した。禁止事項では書籍、色紙等物品を配布することを禁じたほか(1)文書類を印刷し郵送すること(2)インターネット上に有料広告を掲載すること(3)オートコールによる電話作戦をすること等をあげた。
そのうえで「禁止事項は何人も禁止する。告示前であっても禁止する」とし、党HPでも明記している。
総裁選への立候補には党所属国会議員20人の推薦が必要。現在、候補予定者には出馬表明済みを含め5人の名前があがっている。出馬表明した茂木敏充前幹事長、表明するだろう人物に林芳正官房長官、小泉進次郎農水大臣、小林鷹之元経済安全保障担当大臣、高市早苗前経済安全保障担当大臣。
衆参ともに少数与党の中、連立拡大や他党との協力関係を探る動きも活発化するが、安全保障、外交関係、物価高対応含め、だれが総裁になるのか、自民党総裁決定後の国会での「総理指名」動向に大きな影響が出ることが予想される。(編集担当:森高龍二)