懲りない面々はびこる自民に解党的出直しできるのか

2025年09月17日 06:55

 立憲民主党の野田佳彦代表は16日のブログで「石破降ろしを初動で主導したのは旧安部派のいわゆる裏金議員たちでした。退陣への流れを加速させたのは、いまだに派閥を解消していない麻生元総理でした。懲りない面々が跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)する自民党に『解党的出直し』ができるのでしょうか」と強い疑問を投げた。

 野田氏は「参議院選挙が終わってからおよそ50日間、自民党は国民不在の党内抗争に明け暮れてきました。物価高対策をめぐる与野党協議も進まず、残念ながら事実上の政治空白に陥ってしまいました」と自民党が党内の権力闘争に明け暮れ、政治とカネ問題、ガソリン減税、消費税減税の扱いなど、国民への政策を置き去りにしている状況に問題を提起した。

 そのうえで、総裁選をフルスペックでやることから、さらに1か月の政治空白が起きると指摘。「今週末に衆院予算委において閉中審査が行われます。石破総理、赤沢大臣といった(日米関税交渉にあたった)当事者の在任中にしっかりと質しておかなければなりません」との考えを記した。

 野田氏は立憲について「党運営の要である幹事長には熟議の国会を先導してきた安住淳衆院予算委員長を起用することにしました。代表代行、政調会長、広報委員長には当選2回の若手議員を抜てきしました。政権担当能力を強化していく決意」と国民の立憲への信頼醸成に尽くす決意を示した。(編集担当:森高龍二)