自衛隊明記「改憲へ全候補積極姿勢」自民総裁選

2025年10月03日 18:34

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改正を目指す保守系政党と連携し改憲へ取組む姿勢は全候補共通している

 自民党総裁選挙は4日に投開票され、新総裁が決まる。これまでに党本部で行われた政策討論会で「憲法改正」については候補全員が改正に意欲を示した。改正を目指す保守系政党と連携し改憲へ取組む姿勢は全候補共通している。高市氏は「安保環境と憲法合っていない」などと答えた。

 小林鷹之元経済安保担当大臣は「総裁になった際、任期中に発議までこぎつける。自衛隊明記と緊急事態条項創設までやる」としている。

 茂木敏充元外相は「憲法改正は結党以来の党是。自衛隊の位置付けをしっかり憲法に書き込むことが極めて重要」とした。

 林芳正官房長官は「今野党と一緒にやらなければならない状況になっていることをチャンスと捉え、自民党の4項目を軸として成案を得る」とした。

 高市早苗前経済安保担当大臣は「安全保障環境や社会生活の変化に憲法が合っていない」などとし「条文案を各党が持ち寄り、議論する環境に憲法審査会を持っていく」と強調した。

 小泉進次郎農水大臣は「憲法改正への取組みと党の信頼回復は密接につながる。野党の中でも憲法への思いを共有しているところと協力関係を構築する」とした。(編集担当:森高龍二)