立憲民主党の本庄知史(さとし)政調会長は2日「石破茂首相は戦後80年に当たり、先の大戦に関する見解を10日にも発表する方向で検討していることが分かった。記者会見などで説明する見通し。政府関係者が2日、明らかにした」との共同通信の記事を添付し「出す以上は閣議決定を」とXで発信した。
本庄氏は「私は、80年談話は出すべき、との立場」と明記したうえで「去り行く総理が閣議決定(=政府の公式見解)もない『見解』を出しても、それは一政治家のコメント、自己満足に過ぎません」と苦言を呈した。
そのうえで「出す以上は閣議決定を。石破さん、頑張ってください」とエールを送った。
石破総理は直近の記者会見で総理見解の内容について「今日の日韓首脳会談までは、その前の国連総会演説、今日の日韓首脳会談に向けて多くのディスカッションを行い、全身全霊で当たってまいりましたので、もちろんそれぞれが別個独立にあるものではございませんので、長崎、その前の広島での戦没者慰霊式典、あるいは国連総会演説、それは一連の自分の考え、私どもの考えというものに沿って申し上げてきたものでございます。決して歴史認識を覆すとか、そういうようなものではございません」と話している。
歴史に向き合う姿勢として「本当に歴史を直視する、そういう勇気、誠実さ、そういうものは持たねばならないと思っておるところでございます」と記者団に話している。(編集担当:森高龍二)