高市氏「自公連立が基本中の基本」最初に公明へ

2025年10月05日 08:57

 自民党の総裁選挙が4日行われ、新総裁にタカ派の高市早苗衆院議員が選出された。高市氏は衆参で与党少数の中、他党との連立に関し「自公連立が基本中の基本」と強調。新総裁に選出され、すぐに公明党にあいさつに行った、と明かした。

 そのうえで「連立を組む前に政策合意が必要」とし「党内人事が決まったら、自身も入って政策合意に向け、連立を維持していける形をつくる努力をする」と述べた。

 また高市氏は自公プラスαに関して「相手のあることなので現段階でどこということは言わない。基本的な考え方の合う政党、憲法改正、外交政策、安全保障政策、財政政策などがあるので、しっかり議論させていただいたうえで、お互いが納得できればうれしい」と語った。

 物価高対策について高市氏は「ガソリンと軽油の価格を下げたい」とし「ガソリン暫定税率廃止についてはこの臨時国会で法律を出して行わなければいけないが、適用されるのは来年になるので、それまでの間、基金(8000億円)を活用し、補助金として出していく」考えを示した。

 また「給付付き税額控除」について「低所得、中所得の方に最もメリットがある。社会保険料の逆進性を考えると最もメリットがあるので、低所得、中所得の方を応援する方法として提案した。党の政調でしっかり議論いただけると思っている」とした。(編集担当:森高龍二)