中国・江蘇省にてアイシン精機が自動車部品開発会社を設立

2011年09月01日 11:00

 アイシン精機は、中国江蘇省南通市に自動車部品の開発会社「愛信(南通)汽車技術中心有限公司」を設立するという。

 これまで同社の中国向け自動車部品開発のほとんどは日本で行い、車体部品(ドア部品、サンルーフなど)の適合設計といった限られた範囲を、天津の現地生産法人などに駐在する技術者が実施してきた。しかし、成長著しい中国では開発においてもスピードが求められており、中国でビジネスを拡大していくためには、中国自動車メーカーの要求に現地で素早く対応できる体制が必要となってきた。また、中国市場におけるニーズを的確に捉え、市場にマッチした製品を提案していくことも今後重要であり、新たに中国に開発会社を設立することとなったという。なお、海外での開発会社の設立は米国に続いて2ヶ国目となる。

 新会社はアイシン精機より100%出資する形態とし、日本から委託を受けて開発業務を実施。14名の体制でスタートし、2015年までに約50名規模に増強して行く計画だという。