仮設住宅入居率 71%

2011年08月10日 11:00

 大塚耕平厚生労働副大臣を座長とする応急仮設住宅居住環境などに関するプロジェクトチームの初会合で、8月1日現在での応急仮設住宅の入居状況が報告され、宮城県では85.2%の入居率になったが、岩手県では66.5%、福島県では57%にとどまっていた。3県の平均入居率は71%だった。

 報告によると、宮城県では1万6918戸が完成し、1万4409戸で入居していた。岩手県では1万3833戸に対し、9197戸が入居、福島県では1万2792戸の完成に対し、7297戸の入居状態になっていた。

 市町村ごとに入居率でかなりの開きがあり、入居率100%の自治体(宮城県美里町、大郷町、岩手県住田町、洋野町など)もあれば、福島県伊達市のように、飯舘村の要請により建てられた126戸が完成していながら、1日現在では入居者ゼロのところもある。ただ、9日現在で確認すると、126戸のうち「6割から7割方は入居される方が決まっており、引越しの都合などの関係で遅れているのだろう」と飯舘村では話している。
(編集担当:福角忠夫)