動かぬ国会 民主の側にも責任と岡田幹事長

2011年07月01日 11:00

 岡田克也民主党幹事長は30日の定例記者会見で、「国会が動いていないのは、残念であり、国民の皆さんに申し訳ない」と語るとともに、国会が動かない責任について「民主党の側にもあることなので、申し訳ない」と会期延長幅をめぐる自公幹事長との会談成果が結果的に民主側で反故にしてしまったことや菅総理が自民党参議院議員だった浜田和幸氏を政務官に迎えたことで、1本釣りした格好になってしまったことが、特に自民党を硬化させる原因になっていることを踏まえたうえで「国会を正常に戻すことが大事」と国会正常化による審議入りに野党の協力を求めた。

 また、9月の総理訪米予定について、「一般論」と前置きして「総理が頻繁にかわることは外交面で大きなマイナスになる」と語った。

 岡田幹事長は菅総理について「3つの条件(第2次補正予算、公債特例法、再生可能エネルギー促進法の成立)が満たされれば退陣ということ」として、今国会会期中か、それ以降の続投もあるのか、3つの条件がいつクリアされるのか、退陣時期には未知数な部分が多い。(編集担当:福角忠夫)