新提案のペットボトルコーヒーとしてキリン ファイアブランド好調

2011年06月21日 11:00

 キリンビバレッジから、4月26日に発売した「キリン ファイア ネオ」シリーズの累計販売本数が5月末日で2000万本を突破した。「ファイア ネオ」シリーズの好調により、「キリン ファイア」ブランドの販売実績は、4月は前年比116%、5月は前年比121%と大きく伸張しているという。

 「ファイア ネオ」シリーズは、いつでもどこでも携帯できる270ml入りペットボトルコーヒー。「低温無菌充填」によって実現した、従来の缶コーヒーとは違う、ペットボトルコーヒーならではの「上質な香り」と「クリアな味わい」が特長ろなっている。同社は発売後に実施した調査の結果から、「ファイア ネオ」シリーズの好調要因を次のように分析している。

 一般的に缶コーヒーは、30から50代男性からの支持が高いのに対し、「ファイア ネオ」シリーズは、スタンダードタイプ「ファイア ネオ 格別ブレンド」を例に見ると、女性や20から30代から高い支持を得ている。また、飲用構成比についても、20から30代女性層の比率が高いのが特徴だ。さらにペットボトルコーヒーの特性である、「携帯しやすい」「リキャップできる」というベネフィットの評価も高い。缶コーヒーに比べてデスクワーク中心者の飲用比率が高く、持ち運びが出来、デスクに置いてもこぼす心配がない等の利便性により、缶コーヒーでは充足できない飲用スタイルを確立していると考えられる。

 同ブランドの好調は、ショップコーヒー等の利用が増え、缶コーヒー離れの傾向がある20から30代や缶コーヒー飲用比率の低い女性層を新たに取り込んだことで需要が高まったと考えられる。今後も “缶コーヒーの常識を変える”というポリシーのもと、”革新し続けるコーヒーブランド”として、さらなる品質の向上と革新的な新提案を行うという。