村田製作所、東京ビッグサイト開催の東京おもちゃショーに初出展

2011年06月16日 11:00

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村田製作所製ジャイロセンサを搭載したラジコンヘリ。デジカメの手ブレ補正等に使われているセンサ技術を応用したもので、安定性、操作性に優れる。

 6月16日から19日にかけて東京ビッグサイトで開催される「東京おもちゃショー2011」に村田製作所が初出展する。

 村田製作所といえば、セラミックスをベースとした電子部品の研究開発・生産・販売を行うBtoB企業。携帯電話やスマートフォンをはじめ、多くの電子機器に同社の電子部品が搭載されている。消費者、とくに子供をターゲットにした「おもちゃ」市場には、馴染みが薄いように思われるかもしれないが、実はそうではない。多様化、電子制御化が進む玩具製品の市場において、同社はこの市場でのニーズ拡大を狙っているのだ。

 「東京おもちゃショー2011」では、理科教育でお馴染みの「ムラタセイサク君(R)」のデモンストレーションも行われる他、同社オリジナルの電子工作キット「ブルブル星人&トントンリモコン」(作って遊べるロボットカー)を用いたゲームなどが開催され、来場した子供たちが実際に操作し仕組みを体感できる。また、同社のジャイロセンサを搭載し安定飛行を実現したなラジコンヘリなども展示される予定で、子供のみならず、お父さんたちも童心にかえって子供と一緒に楽しめそうだ。

 一般公開に先駆けて開催される商談見本市(16日から17日)では、ゲームやスマートフォンアプリなどにも応用できそうな、生体情報を検出できるバイタルサインセンサがデモ展示され、同社の製品や技術を紹介し、今後のおもちゃ市場での応用をアピールする。