国土交通省が13日午前10時現在でまとめた東日本大震災に伴う被災者の住宅確保の状況によると、応急仮設住宅は4万1033戸が着工済みで、このうち3万71戸は完成したとしている。
着工済みの内訳は岩手の266地区で1万2569戸、宮城の242地区で1万6113戸、福島の131地区で1万2036戸、茨城の2地区で10戸、栃木の1地区で20戸、千葉の3地区で230戸、長野の2地区で55戸になっていた。
一方、完成戸数は岩手8579戸、宮城1万2665戸、福島8527戸、茨城10戸、栃木20戸、千葉230戸、長野が40戸だった。
また、被災者に提供可能な住宅として公営住宅など2万3000戸のうち、約5800戸について入居が決まっており、UR賃貸住宅では5100戸のうち約790戸について入居が決まっている。
このほか、県境を越えた旅館やホテルへの受け入れ可能数は42都道府県で14万6000人になっているとしている。
一方、住宅の再建に向けた支援では住宅金融支援機構による災害復興住宅融資などで対応している。(編集担当:福角忠夫)