福島県医配協 原発事故被害3億5400万円

2011年06月13日 11:00

 福島県内の一般家庭や一定規模の事業所に医薬品を配置し、後に使用分を集金する配置販売業者や配置販売従事者らで構成する社団法人福島県医薬品配置協会は東京電力福島第一原発事故による協会員の損害額を算定。被害総額が3億5400万円になったとしている。今後、増えることも予想される。

 これは原発事故に伴う被害状況を会員から募り、1年間の試算を行った結果、9564戸の被害戸数が生じており、営業損害、就労不能に伴う損害・財物価値の喪失や減少などを合わせた(推計)。

 田中修一協会会長は「被害補償については、今後、個々に東京電力に対し申請していくことになると思うが、協会に相談窓口を設け、会員の要望に応えていきたい」と話している。(編集担当:福角忠夫)