インターネットの利用者数が9462万人と人口の78.2%に達した。特に、個人のインターネット利用率は大都市圏の神奈川、東京、京都、大阪、愛知では8割を超えていることが総務省の平成22年通信利用動向調査で分かった。企業においては98.8%が利用していた。
総務省が18日発表した調査結果によると、インターネットの利用者数は前年に比べ54万人増加し、人口普及率でも前年より0.2ポイント増加した。また、70歳以上のネット利用率は70歳代で39.2%と前年より6.3ポイント増加。80歳以上の高齢者でも20.3%と5人に1人がインターネットを利用していることが分かった。
次に、世帯でみたブロードバンド回線の利用割合は77.9%となり、光回線の利用率も、自宅のパソコンからネット利用している世帯の52.2%が光回線を利用しており、前年に比べ、光回線の利用世帯は11.1ポイント増と2ケタの伸びを示した。
利用目的ではパソコンからの利用では電子メールの受発信が55.6%で最も多く、次いで企業・政府などのHPの閲覧(46.5%)、商品・サービスの購入・取引(44.3%)の順になっていた。携帯電話からのネット利用でも電子メールが52.8%で最も多く、次いで商品・サービスの購入・取引(27.4%)、デジタルコンテンツの入手・聴取(26.1%)になっていた。
調査は今年1月に世帯調査と企業調査にわけて実施され、世帯を対象とした調査では4万5120世帯を対象に実施。2万2271世帯から回答を得た。(編集担当:福角やすえ)