社会保障と税の一体改革を図る上で欠かせない「番号制度」の導入について、政府は制度への理解と国民からの疑問や懸念に直接回答していくための機会として、全国47都道府県でのシンポジウム開催を、今月29日からスタートさせる。
番号制度は国民1人ひとりに固有の番号を付すもので、的確な社会保障と公平な税制度確立には欠かせないとしている。
このため、国民番号制度への理解を得るとともに、制度づくりのうえで、国民から直接意見を聞くことにより、より支持される制度内容にしたいと企画された。
シンポジウムでは有識者による基調講演や各界関係者が参加してのパネルディスカッション、会場に参加している人たちを含めた質疑応答などが行われる予定。
今月29日に東京(日本学術会議)で開かれるのを皮切りに、6月5日に北海道、12日に広島での開催が決まっている。シンポジウムは報道機関に対し、全て公開で開かれるほか、東京会場での様子は政府のインターネットテレビでも配信する。(編集担当:福角忠夫)