伊藤園、今夏の自動販売機の節電対策を発表

2011年05月18日 11:00

 電力需給の逼迫が予想される今夏の東京電力管内において、大手企業各社は独自の方法で節電対策を行っている。そんな中、飲料大手の伊藤園は13日、夏季ピーク時の電力供給不足に対する節電対策として、自動販売機における25%以上の電力削減を実施すると発表した。

 同社はすでに照明の24時間消灯や、自動販売機の「ピークカット機能」による13時から16時までの冷却機能の停止などを行っているが、今回、新たな節電対策として管内にある約64,000台の自動販売機を対象に、平日9時から20時までの時間帯に輪番制による冷却機能の停止を実施するなどで、全体で25%以上の電力を削減することを発表した。尚、期間は7月から9月までとなっている。

 今回の発表で伊藤園は、省エネ効果が高いヒートポンプ式自動販売機を今後も引き続き積極的に採用していくことや、新たに採用する自動販売機にLED蛍光灯を標準装備させることなども宣言しており、今後も電力使用量を抑えた自動販売機の運営体制の構築を目指すことを伝えている。