大畠章宏国土交通大臣は17日の閣議後の記者会見で応急仮設住宅の進捗状況と今後の予定について「5月31日までに何とか3万戸を完成するように努力したいということで進めてきた。昨日(16日)までに3万1749戸が着工済みで、うち、1万1121戸が完成しており、今後2週間、悪天候などで作業が中断しない限り、31日には何とか3万戸(完成)を突破できるのではないか」との見込みを語った。
また、今後の見通しについて、岩手県においては必要戸数が4000戸減少し、1万4000戸になったことから「7月前半には完成する見通し」とした。宮城県については「宮城県と連携して、今週中に必要戸数を見直し(確定した戸数について)8月前半までに完成させることに全力をあげる」。福島県については「具体的に市町村から要請のあった1万5200戸については8月前半までに完成させることに全力であたる」とした。
このほか、茨城(10戸)、栃木(20戸)ではすでに完成。千葉(230戸)は5月中旬に完成予定。長野(55戸)は6月後半までに完成の見通しとの報告を受けている、と語った。
これにより、最終でもお盆の頃までには仮設住宅への入居希望者が全員、入居できるように努めるとした菅直人総理の思いは何とか実現できる見通しになっている。
(編集担当:福角忠夫)