三井化学は、プラスチックメガネレンズモノマーの製造・販売を行うスイスAcomon社について、同社の株主であるドイツAuctus Capital Partners社系ファンド、及びAcomon社の経営陣との間で、3月31日(ドイツ現地時間)に株式譲渡契約を締結、三井化学の100%子会社とし、4月6日、株式の譲り受けを完了した。
同社は、2011年度中期経営計画の基本戦略である「競争優位事業のグローバル拡大」のために、プラスチックメガネレンズモノマー事業を成長ドライバーの一つとして位置づけ、M&Aを含めた積極展開を進めてきた。今回のAcomon社の100%子会社化により、同社の製品ポートフォリオにAcomon社の製品が加わり品揃えが充実、幅広い分野でメガネレンズ材料事業の更なる強化・拡大が見込める。また、Acomon社の保有する全世界での販売ネットワークを活用することにより、プラスチックメガネレンズモノマー事業のグローバルな運営体制をより一層強化するのが狙いだ。