電機メーカー各社、震災被災地への多様な追加支援を発表

2011年04月01日 11:00

 東日本大震災の発生から20日が経過し、ライフラインの復旧や仮設住宅の建設が急がれる中、電機メーカー各社もそれぞれのアプローチで追加支援を行っている。

 三菱電機は31日、被災した地域の薬局の調剤業務復興支援を目的に、保険薬局システムの無償提供を発表した。提供を行うものは、保険薬局向けソフトウエア「調剤Melphin(メルフィン)」、服薬指導支援ソフトウエア「Melhis(メルヒス)」、相互作用チェック支援データベースを含む薬剤情報データベース、パソコン1台、プリンター1台で、4月1日より申し込みを受け付け、4月8日より提供を開始する予定となっている。

 パナソニックは29日、被災地に対する同社グループの追加支援として、「ライフイノベーションコンテナ」を提供することを発表した。「ライフイノベーションコンテナ」はソーラーパネルと蓄電池を備えたコンテナで、被災地での通信機器等への電力供給に役立つことが期待されており、宮城県内の災害対策本部(南三陸町ベイサイドアリーナ内)に設置される予定だという。