避難のタイミング遅れないよう対応 官房長官

2011年04月01日 11:00

 枝野幸男官房長官は31日午前11時前の記者会見で、東京電力第一原発から40km離れた福島県飯舘村の土壌からIAEAの基準のひとつを超える放射線量が検出されたとの報告がIAEAからあり「IAEAからこの状況を慎重に把握するよう助言を頂いた」と語るとともに、「しっかりモニタリングをし、専門的な分析と調査を進めており、避難のタイミングが遅れることのないよう対応する」とした。

 枝野官房長官は今の段階では避難の必要はないとの認識を示した。その上で、「大気中の放射線量のモニタリング、土壌について調査を広げるなどし、必要な対応が遅れることのないよう努める」とした。(編集担当:福角忠夫)