HOYAなど、地震の影響で一部営業所の操業を停止

2011年03月17日 11:00

 HOYAは内視鏡を製造するライフケア事業部宮城事業所(宮城県栗原市)が操業を停止している。生産設備の被害は小さかったが、停電や交通インフラの途絶によるもの。同事業部山形事業所(山形県長井市)は影響を受けた一部設備を調整したうえで稼動している。

 キヤノンはデジタルカメラを製造する大分キヤノン(大分県国東市)の操業を16日から18日まで停止する。これは一眼レフ、コンパクト両方を生産する主力拠点で、東日本大地震で被災したグループ工場や協力会社から必要な部材を調達できないことが理由。同じデジカメ製造の長崎キヤノン(長崎県波佐見町)は16日も操業を続けるが、17、18日は操業を停止する。両拠点は来週以降の操業再開のめどが立っていない。また、コンパクトデジカメ製造の関係会社、宮崎ダイシンキヤノン(宮崎県木城町)は16日の操業は未定という。