死者・行方不明者3347人に 警察庁発表

2011年03月14日 11:00

 警察庁が14日午前10時現在で発表した東北地方太平洋沖地震による被害状況によると、死者は宮城県の643人、岩手県の531人、福島県の401人など北海道、東北、関東エリアで1627人、行方不明者も福島県の997人を筆頭に、宮城県の398人、岩手県の315人と東北、関東エリアで1720人になった。また、負傷者も北海道、東北、関東、四国エリアで1962人にのぼった。

 宮城県仙台市では「200人から300人の遺体を警察官が確認している」(警察庁緊急災害警備本部)。

 また建物被害では全壊2837棟が全壊、126棟が全焼、5棟が半焼、2103棟が半壊、40棟が流失するなどの大きな被害が出ている。

 さらに宮城県南三陸町では町民1万7300人のうち、1万人近くが行方不明になっている、との県報告もあり、人的被害はさらに拡大のもよう。
(編集担当:福角忠夫)