国公私立学校や文化財等の震災 20都道府県に

2011年03月14日 11:00

 文部科学省は東北地方太平洋沖地震に伴う国公私立学校施設や社会教育・体育・文化施設、文化財、研究施設などの被害状況を14日午前6時現在でまとめ、発表した。被害は20都道府県におよび、国宝(1点)をはじめ、学校校舎の倒壊など1432件にのぼった。

 また、人的被害でも私立専門学校教職員2人が死亡したほか、120人が負傷していた。

 文部科学省の発表によると、物的被害では岩手県で校舎が3階まで浸水したり、体育館が流失するなどの被害がでており、国立大学(34大学)をはじめ国立の学校施設で44施設、公立学校は18幼稚園、3小学校、17中学、77高校、2中等教育学校、11大学、4短大など819施設、私立は169の幼稚園、77高校、30大学、6短大など359施設、また、9つの研究施設、168の社会教育・体育・文化施設、33の文化財が被害を受けたとしている。
(編集担当:福角忠夫)