日経平均終値は7日連続で下落

2012年11月14日 11:00

 13日の日経平均は8700円台を回復して始まった。ギリシャ議会が予算案を可決してEUの支援条件が整い、NYダウのほぼ横ばいが2日続き、朝方、ドル円が79円台後半の円安に振れたことなどを好感したが、6日続落の後で「そろそろ上がるだろう」という自律反発の色彩も濃かった。しかし前日比プラス水準は前場の2時間足らずで終了。為替が円高に戻してユーロ円は100円台になり、日経平均は8600円割れ寸前の8619円まで下落した。先物の利益確定なのか後場の引け際に買い戻されたものの、終値は15.39円安の8661.05円と7日続落で終わった。東証1部売買代金は今日も9000億円割れだったが、TOPIXは0.02円安と底堅かった。

 セクター別では円高に強い石油・石炭、電機・ガス、パルプ・紙や、鉱業、金属製品、ゴム、保険、機械、小売など値上がり業種が33業種中19業種もあり、通期業績予想を減額修正したオリンパス <7733> も悪材料出尽くしで73円高、ファナック <6954> 、京セラ <6971> 、ソニー <6758> も上げている。値下がりセクターは金融、海運、医薬品、食品、情報・通信などで、三菱電機 <6503> とNTTドコモ <9437> は年初来安値を連日更新した。前場はプラスだったファーストリテイリング <9983> は70円安で終えている。

 今日の主役は何と言っても日立電線 <5812> と日立金属 <5486> 。後場に日立金属が日立電線を吸収合併する形での経営統合を正式発表したが、事前に情報が流れて日立電線に買いが集まり、発表直前の時間帯に東証は取引停止措置をとった。日立電線は売買高ランキング4位の4145万株の大商いで終値は20円高の127円。値上がり率18.69%は東証1部でトップだった。日立金属は56円安の終値624円で、値下がり率9位。売買高は675万株。ちなみにグループの本丸の日立 <6501> は2円高で、日立国際電気 <6756> も連れ高した。合併時期は1月上旬の予定で合併比率は未発表だが、株価が100円前後をウロウロしていた日立電線は、合併比率で有利になるのではないかという思惑買いが入った。