富士通は、さまざまな電子書籍を取り揃えた電子書籍書店を2011年5月より開設。第一弾として大日本印刷および関連会社であるモバイルブック・ジェーピーとのパートナーシップのもと、電子書籍コンテンツを提供する。今後は、多機能端末開発やセンシング技術、クラウドサービスなど、同社の強みを活かしたさまざまなサービスを提供していくという。
また、シャープは電子書籍などに対応した多機能端末「ガラパゴス」を2010年12月より発売し好評を得ている。購入希望者が量販店に備えた用紙を郵送するか、インターネットで申し込むと商品が自宅に送られてくる直販方式で販売を開始。家電量販店などのほか、全国のローソンやファミリーマートなどコンビニエンスストア店に申込用紙を置いているという。さらにソニーも電子書籍専用端末「Reader(リーダー)」を発売。家電量販店などのほか東京都新宿区の紀伊國屋書店新宿本店など一部の書店でも販売し、本好きの利用者を取り込んでいる。
すでに電子書籍市場が成長している欧米などに続き、日本も本格的な電子書籍時代が到来。加速度を増して普及の促進が図られている。