“ツヤっと輝く”アラフォー女子が「トキメキを感じていない世代」で1位に

2013年03月25日 21:04

 40代になっても抜群のスタイルと美貌を保つ「美魔女」たち。2008年のユーキャン新語・流行語大賞では「アラフォー」が選ばれ、2010年には「ツヤっと輝く、40代女子力」がテーマのアラフォーファッション誌、『GLOW』も創刊。表紙には江角マキコや小泉今日子など有名女優を起用し、発売されるたびにamazonで上位にランクインしている。かつてバブルを謳歌した40代は、今でも旺盛な消費欲でいきいきしているようにみえる。
 
 そんなアラフォーたちの実態をあらわす興味深いアンケート結果がある(働く女性の「感情と脳の疲れ」に関する意識調査ー株式会社ナガセ ビューティケァ)。

 それによると9割以上の働く女性が、若々しく・楽しく・キレイでいるために「トキメキは必要」と考えている。ところが「最近、トキメキを感じましたか?」という質問に対しては、全体では約半数の働く女性がトキメキを感じているのに対し、40代は50代と比較してもいちばんトキメキを感じていない(36%)。さらに、40代が一番イライラや「脳の疲れ」を感じていることも分かった。既婚未婚で比較をしてみると、未婚の働く女性の方がややイライラを感じているようだ。

 なぜ40代女性は他の世代と比べてイライラしてしまうのか。20~30代では「将来への不安」や「今の自分」に対してイライラを感じているのに対し、40代になるとそれらに加え「体調不良」や「日本の政治」「最近の経済状況」までにもイライラを感じてしまうようだ。明治安田生命福祉研究所の調査によると、40代以降は政治への関心が高まって来る時期でもある。

 テレビや雑誌が作り上げた華やかなイメージとは裏腹に、40代にもなれば子どもは思春期にさしかかり、夫とのすれ違いや職場では管理職としての苦労もある。はたまた自分自身の体力の衰えを感じたり、親の介護が現実味を帯びてきたりするなど、さまざまな苦労も出てくる時期。いわば「人生の中間管理職」とでも呼べそうなアラフォー世代の苦労が見えてくる。