1人が生涯に必要な平均医療費2300万円

2010年12月27日 11:00

 厚生労働省は1人の人が生涯で必要となる平均医療費を2008年度統計から推計し、24日、発表した。それによると、生涯医療費は2300万円となっている。男女別では男性が2200万円、女性が2400万円と女性の方が200万円多かった。

 これは、年齢階級別1人当たり国民医療費及び年齢階級別死亡率が当該年度から変化しないとして推計したもので、女性では70歳を超えてから全医療費の52%を、男性では46%を必要としていた。

 生涯医療費(2300万円)のうち、最も医療費が多くかかる年齢層は75歳から79歳の年齢層で277万円。次いで70歳から74歳の256万円、80歳から84歳の253万円。最も医療費のかからない年齢層は15歳から19歳の32万円だった。
(編集担当:福角やすえ)