北朝鮮問題 安保理に議論提起も 仙谷官房長官

2010年12月22日 11:00

 仙谷由人官房長官は21日、北朝鮮による韓国砲撃事件について「北朝鮮の砲撃をあらゆる機会を捉えて、厳しく、強く、非難することが必要と考えている」と語った。

 仙谷長官は、北朝鮮においては「ウラン濃縮の問題、核開発の問題、韓国への砲撃の問題、さらに、我が国においては、拉致の問題があり、約束したことをひとつ一つ行動に移していって頂かないといけない。国連安保理の中でも、そういった議論を提起しなければならないと思っている」と語った。

 また、仙谷官房長官は、中国に対しても「中国は中国なりに目配りがあるのだと思うが、一定の立場に立って、いけないものはいけない、間違っているものは間違っているということを指導するよう、中国に求めていきたいと考えている」と明言した。
(編集担当:福角忠夫)