富士通、フィンランドの自治体などとICTアウトソーシング商談成立

2010年11月17日 11:00

 富士通<6702>は15日、フィンランド第三の都市であるTampere(タンペレ)市周辺の8自治体、およびPirkanmaa(ピルカンマー)病院群と、10月29日にICTアウトソーシングサービスに関する契約を富士通と締結したと発表した。これにより同社は、ICTアウトソーシングサービスの提供を11月から順次行うという。

 今回のサービス提供の対象は、Tampere市周辺8自治体、またPirkanmaa病院群をはじめとする関連の研究所、薬局、ハートセンター、画像センターなどの医療施設までと幅広い。2万台以上のPCや約1000台のサーバなどICTインフラサービスを提供するだけでなく、数百ものアプリケーションを含めた高信頼の運用・管理サービスも提供していく予定だ。また、Tampere市のICT部門から、約100人のエキスパートが富士通に移り、継続的なサポートも行っていく。

 このような規模のサービス提供は、フィンランドでの同分野におけるICTアウトソーシングとしては最大となる。
(編集担当:北尾準)