東洋ゴムなど、タイヤの安全啓発活動に尽力

2010年11月11日 11:00

 タイヤの空気圧は重要で低圧だと走行時の危険性が一段と増すことはもちろん、適性の空気圧だと燃費向上にもつながり温室効果ガス(CO2)削減にも貢献する。近年は不況によるタイヤの交換控えが進んでいることから、各社とも様々なイベントを開催し、タイヤの安全性に対する理解や定期点検の重要性を訴求している。

 ブリヂストン <5108>では自社工場や全国の自動車学校と協力し「タイヤセーフティーセミナー」を全国各地にて実施。また、横浜ゴム <5101>はこの夏に「ヨコハマタイヤ安全啓発キャンペーン」を行い、全国19ケ所のサービスエリアに安全啓発ポスターを掲載、98ケ所のサービスエリアでテレビコマーシャルを放映した。

 東洋ゴム工業 <5105>はタイヤ販売子会社であるトーヨータイヤ ジャパンと協同し、11月14日に全国3ケ所において、ドライバーや地域住民を対象としたタイヤ安全啓発活動を実施。「イオンモール伊丹テラス」(伊丹工場跡地)では、タイヤの適正使用を訴求するパネル展示やグッズを配布。また、タイヤ工場(仙台工場および桑名工場)から最寄りの「道の駅」では、パネル展示やグッズ配布に加えタイヤの空気圧や使用状態を無料でチェック、あわせて日常タイヤ点検に関するアンケート調査を行なう。

 今後もこのような活動を通じて安全走行、低燃費走行に不可欠なタイヤの空気圧点検をはじめとする日常点検・整備の重要性を訴求。各社とも1人でも多くの人にタイヤの安全啓発を行う構えだ。
(編集担当:宮園奈美)