ダイキン工業、平成25年3月期第2四半期の連結決算を発表

2012年11月08日 11:00

 ダイキン工業<6367>は7日、平成25年3月期第2四半期の連結決算を発表した。

 当第2四半期連結累計期間の世界経済は、欧州経済が引き続き低迷していることに加え、中国その他新興国においても欧州景気の停滞を背景に輸出が伸び悩んでおり、景気拡大のペースが鈍化している。わが国経済は、復興需要を中心に内需は堅調な動きを見せているが、個人消費の減速や世界景気の回復鈍化が国内景気の下押し要因となっている。

 このような事業環境のもと、同社グループでは、欧州・中国での需要減速や、ユーロをはじめとする為替レートの円高傾向といったマイナス影響を挽回。また、国内での節電ニーズをとらえた新商品の投入とシェアアップ、トルコなど新興国市場での事業拡大に注力する一方で、欧州における販売網の見直しや業務の効率化に努めたという。さらに、磁石など原材料市況の軟化効果を取り込んでのコストダウンや固定費削減に全部門をあげて取り組んだという。

 その結果、欧州空調事業および化学事業では減収となったが、主として国内および中国地域の空調事業の売上高が伸長したことにより、連結売上高は、前年同期比4.5%増の6,500億16百万円、連結営業利益は505億17百万円(前年同期比5.4%増)、連結経常利益は471億3百万円(前年同期比1.3%増)となった。また、連結四半期純利益は、特別損失として投資有価証券評価損(198億94百万円)を計上した影響等により、90億8百万円(前年同期比67.9%減)と大幅な減益となっている。