三洋電機<6764>は、スズキ<7269>が発表した電動スクーター試作車向けに「電動駆動システム」を共同開発、供給する。
現在、地球環境保護への意識の高まりを背景に、自動車や二輪車など車両の電動化への関心が高まっている。同社は長年、モーター制御技術と二次電池技術を培っており、1995年からは電動アシスト自転車市場に参入。駆動用モーターと制御回路に関する技術を蓄積し、今回、スズキと共同で電動スクーター試作車向けの回生充電可能な「高性能インホイールモーター」と「高効率制御回路」の用途開発に成功、「動力用電池システム」、「専用充電器」の高バランスでの組み合わせが可能となった。
今後はさらに開発を加速させ、電動化を図る車両メーカー等に提供可能な駆動システムとしての実用化を推進。新たな市場の創出の可能性を拡大していくともに、低炭素社会の実現に貢献していく。
(編集担当:宮園奈美)