森林ボランティア団体 74%が活動資金に苦労

2010年09月28日 11:00

 林野庁が森林の造成・維持を図るために下刈りや植え付け、間伐など森林(もり)づくり活動を自発的に行っている森林ボランティア団体2677団体を対象に、活動状況や団体の概要をアンケート調査した結果、「身近な森林の整備保全」や「環境教育」を目的に活動している団体の多いことが分かった。一方で、74%の団体が活動資金の確保に苦労していた。林野庁では「森林ボランティア活動の拡大に伴い、外部からの支援方策等が課題になっている」としている。

 これは林野庁研究・保全課が今年3月に実施した調査を今月、まとめたもの。1205団体から有効回答があった。

 それによると、団体数は平成9年度(277団体)に比べ、21年度には2677団体と12年間で10倍近くに増えていた。1団体あたりの会員数(団体や法人会員数を除く)は10人以上50人未満が57%とほぼ6割を占め、100人未満の会員団体が全体の8割を占めていた。

 年間の活動資金をみると50万円未満の団体が63%を占め、1万円未満というところも1割を占めた。逆に500万円以上という団体は5%にとどまった。財源確保の方法(複数回答)では、会費が61%と最も多く、次いで、補助金などによる収入(58%)、寄附金(32%)と続いた。

 森林づくり活動で特に苦労していること(複数回答)では74%が資金の確保をあげ、指導者の養成・確保(36%)、スタッフの確保(34%)についても苦労しているという団体の多いことも浮かび上がってきた。

 これを反映して、外部サポートが必要とするもの(複数回答)の筆頭に活動資金の助成(74%)があがり、支援制度や各種手続きの情報の提供(39%)、会員や参加者募集のための情報発信の場(34%)をあげる団体が多かった。
(編集担当:福角忠夫)