国産まつたけ 国内消費量の1% 輸入が99%

2010年09月24日 11:00

 高級きのこの「まつたけ」。昨年は天候不順の影響で国内生産量が24トンと前年の半分に満たず、消費量の99%が輸入で賄われていたことが農林水産省の平成21年特用林産物生産動向のとりまとめなどで分かった。

 まつたけは長野、岩手、京都、岡山、和歌山が産地として知られているが、昨年、国内で生産された量は24トン、前年比65.7%の減となった。また、生産額は7億円にとどまり、こちらも前年比74.2%の大幅減になっていた。

 農水省のまとめでは、21年は生産24トンに対し、輸入1597トンで消費量(1621トン)に対する輸入割合は99%と前年より4ポイント増加。ここ数年、90%台中盤から後半で推移している。

 また、今年の状況について、長野県千曲市内で松茸園を営む事業者は猛暑や天候不順の影響で「全く、見通しがつかない」という。「ここで何十年とやってますが、全然見通しがつかないというのは初めて」と話す。この業者は例年9月中旬から営業しているが、今年は営業時期を遅らせている。まつたけの生育は例年より遅れている。
(編集担当:福角忠夫)