国土交通省は16日、APECテロ対策訓練を本省全体で実施する。合わせて、航空局危機管理対策本部もAPEC航空機テロ対策訓練を並行して実施する。
これは、今年11月に横浜で開催されるAPEC首脳・閣僚会議を前に、国内外の要人が集合することから国際テロに備えての訓練で、16日は羽田空港で航空機テロが発生し、標的となった航空機が自走中にエプロン内誘導路場で炎上し、多数の負傷者が出ているとの想定で行われる。また、公共交通機関に対して、さらにテロ予告がなされたとの想定で対応訓練を行う。
国土交通省本省での訓練では、第一報情報伝達訓練や鉄道、自動車、海事、港湾、航空における運輸モードの対応などを。航空局危機管理対策本部では対策本部設置訓練はじめ、大臣による飛行禁止措置の発動(想定)、脅威レベルの引き上げの決定、周知(想定)などを行うこととしている。訓練時間は午後2時から約1時間を予定。
(編集担当:福角忠夫)