鈴木衆院議員 釧路、網走、十勝など後援会存続

2010年09月14日 11:00

 あっせん収賄などの罪に問われ、最高裁第一小法廷で上告棄却された新党大地の鈴木宗男衆議院議員は自身のHPで釧路管内、網走管内、十勝管内の後援会が催され、それぞれの後援会が「存続を決めた」ことを伝えるとともに、「最後まで鈴木宗男を支持していくとの決議を戴いた」と報告。地元・北海道で熱い支援を受け、「新たな闘いに向け、私自身、意を強くして立ち向かっていきたい」と心中を綴っている。

 鈴木氏はHPで、釧路市内で開かれた釧路根室管内後援会会合では1300人が集い、北見市内での網走管内役員会では200人の役員が駆けつけ、十勝総連合後援会(野遊会)では2000人が参集したことを紹介。

 衆議院議員勤続25年の永年在職表彰を受けたことに対するお祝いの会にする予定だった会が(最高裁上告棄却決定により)「今日(12日の十勝総連合後援会)は後援会総決起大会の様相になった」という。

 また、フォーラム神保町in十勝(11日)に出席した際、会場に届いた「やまりん事件」の当事者・山田哲氏からの手紙全文をHPに紹介。そこには「父が鈴木代議士に渡した金も、父から代議士の官房副長官就任のお祝いに行くと聞かされていたので、私は単純にお祝いと思っておりました。取り調べの際もその事を担当検事に何度もいいましたが、まったく認められませんでした。検事からは、金にはお祝いとお願いがあるが、政治家に渡す金はお願いしかないと一方的にいわれたりしました」と綴られており、「鈴木代議士には取調べの可視化など、えん罪撲滅のため、頑張って頂いていたのに、眞に残念でなりません」と記されていた。

 手紙を受けて、鈴木氏は「検察側が賄賂を持っていった人とみなしている人物の真実の声を、なぜ裁判官は理解しないのか不思議でならない。人として、人を裁く見識、目を本当に持ち合わせているのか、疑問に思えてならない。読者の皆さんはどうお考えであろうか」と綴って、とめている。
(編集担当:福角忠夫)