石油・天然ガスの鉱区取得や、探鉱・生産、製品の販売を手掛ける国際石油開発帝石<1605>が、平成25年3月期第2四半期決算を発表。売上高は前年同期比53億円(0.9%)増の5785億円、営業利益は同99億円(3.0%)増の3379億円、経常利益及び税金等調整前四半期純利益は同313億円(9.4%)増の3638億円、四半期純利益同369億円(49.7%)増の1113億円となった。
主な増収要因は、原油の販売数量の増加とガス価高。海外原油売上の平均価格が1バレル当たり前年同期比2.3%の下落したものの、第2四半期連結累計期間の販売数量は前年同期比7.6%増となり、天然ガスは販売数量が、海外については前年同期比20.2%減、国内同2.4%増であったものの、海外の平均価格は同3.0%上昇し、国内の平均価格も同8.7%上昇した。
その他、権益譲渡益及び投資有価証券売却益の増加により、営業外収益は前年同期比98.1%増の392億円。円高の影響による減収は30億円とのこと。
原油価格が業績予想の前提よりも上回って推移したことや、オーストラリアのイクシスプロジェクトの権益譲渡に関し、譲渡益が従来よりも上積みされると想定したことから、通期での業績予想を売上高で1兆990億円、営業利益を5990億円、経常利益は6400億円、当期純利益を1820億円へとそれぞれ上方修正している。