キューライフが行った献血と血液製剤の生活者の認識、意識実態調査の結果、血液製剤については回答者の92%までが「国産」を希望していることがわかった。輸入品に対し安全性に不安を感じている人の多いことが背景として考えられている。
調査は牧野茂義・虎ノ門病院輸血部長の協力を得て、今年7月28日から8月10日までの間で7803人から回答を得た。
それによると、血液製剤について「国産、輸入のどちらを希望するか」では、国産を強く希望が60%、どちらかというと国産を希望が32%と国産希望者が92%を占めた。
調査にあたったキューライフでは「国内の血液製剤事業に対しても、安全性と管理、情報開示を望む声が多かった」としている。
このほか、献血経験の有無については63%の人が献血をしたと回答。男女別では男性が66.6%、女性が57.1%献血していた。年代別では30代から以降は各年代層で56%から70.9%まで経験ありと回答したが、20代のみ39.1%と平均を大きく下回っていた。
(編集担当:福角忠夫)