お盆も過ぎ、夏休みも終盤を迎えたこの時期、宿題をたっぷり残し、そろそろ焦り始めている子供たちも多いことだろう。なかでも一番頭を悩ます宿題が自由研究や工作。「何を題材にしようかな」、「今からじゃ植物の観察もできないし」、「簡単に作れるけど、面白いものがいいな」、そんな全国の小学生たちの声が聞こえてきそうだ。親も一緒になって考え悩む自由研究や工作は、今や夏休みの風物詩のひとつといえるかもしれない。
この時期は自由研究や工作に関する本も数多く出てくるが、最近ではウェブ上でも多くのコンテンツが存在しており、その内容は簡単なものから高度なものまで様々だ。そのなかで「この時期なら自由研究にも使えるかも」と思えるユニークなキッズ向けコンテンツを掲載しているのが大阪に本社を置く飲料メーカーのダイドードリンコ<2590> 。自社ホームページ内に「DyDo Kids Club」というコンテンツを設け、子供向けながら、大人も一緒に楽しめる内容で好評のようだ。
自動販売機が売上げの90%を占める同社は、もっとお客様に身近に感じてもらえる企業でありたいという考えから、コミュニケーションを強化した自社のホームページを制作。サイト上では、おかめいんこをモチーフにしたキャラクター「ドリインコ」が登場し、子供が見ても愛着が湧き、また見たくなるという心理を狙った構成になっている。
同コンテンツ内にある、飲み終わったペットボトルを使って様々な工作を作る「ペットボトルでクラフトしよう」というコーナーは、身近にあるペットボトルを主に、簡単に制作できることから小学校低学年向けの工作には最適な内容となっている。また、3月より6回に渡り毎月連載されている「飲み物辞典」コーナーは、回を重ねるごとに人気が上昇。缶コーヒーができるまでの工程が、イラストを使いながら分かりやすく表現されている。1回見終わると最後におさらいのクイズコーナーも用意されており、自由研究に活用できる情報が詰まっている。
上記以外でも、月に1度、季節に合ったデザインで更新される「ぬりえであそぼう!」は、子供から大人まで大人気。自社製品を持ったドリインコが毎回登場し、マウスを筆代わりに、パレットで色を選び手書きする感覚で絵を塗っていく。重ね塗りもできるので、大人でも十分楽しめ、色と色を合わせると何色が生まれるといった勉強にもなるという。また印刷も可能なため、塗ったものを作品として保管していくことはもちろん、塗る前の状態で印刷すると、通常のぬり絵としても十分楽しめる。さらに「DyDo Kids Club」では、すべて漢字にフリガナがふられているなど、子供に対する配慮も感じられる。
今後も同社は、親子で楽しめるコンテンツをさらに拡大。少子化が進む時代においていずれ大人になるユーザー予備軍を獲得すべく、「DyDo Kids Club」の充実をはじめ様々な方法を模索していく方針だ。
(編集担当:宮園奈美)