インフラ市場で注目国は中国、インド、ベトナム

2010年08月02日 11:00

 菅直人総理は、日本の企業の高い技術力が中国、インドなどの社会インフラ整備で大きな成長チャンスにつながる可能性の大きいことを示唆するとともに、政府として「アジアの国々の成長を日本の成長につなげるための政策努力も全力を挙げてやっていきたい」との考えを述べた。

 菅総理は7月30日の記者会見で「大きなスピードで発展しているアジアの国々の成長を、インフラの工事などの手伝いなどを含め、日本の成長につなげるための政策努力も全力を挙げてやっていきたい」と語り、外国プレスから「日本が海外で成功するだろうと思われるプロジェクトと総理が最も重要視し、自ら訪問しようと思う国、3つを挙げてください」との質問には、プロジェクトとしては「省エネ、クリーンエネルギー、原子力発電所、更には新幹線といったものも含め、そういう技術をある意味では提供することによって、我が国の成長にもつなげていくことができると考えている」と答えた。

 その対象国として特に考えている国については、中国、インド、ベトナムを挙げた。「そういった国々も大変大きな可能性を持っていると受けとめている」とした。
(編集担当:福角忠夫)