日本の大学や大学院などに留学し、日本の企業などに就職のため在留資格変更許可申請を行った留学生は昨年1万230人あった。このうち、9584人に許可がおりた。法務省入国管理局のまとめで分かった。
許可された9584人のうち、中国国籍が6333人。韓国国籍が1368人。中国(台湾)国籍が285人と中国、韓国の出身者で83.3%を占めた。また、中国、韓国に次いで多かったのはネパール(173人)、ベトナム(161人)だった。
許可された人たちの最終学歴をみると、大学卒業者が4396人と全体の45.9%を占め、大学院で修士号や博士号を授与された人(2814人、29.4%)を合わせると75.2%が大学や大学院の卒業生だった。
在留資格別では、人文知識・国際業務が6677人と全体の69.7%を占め、次いで、技術(2154人、22.5%)、教授(444人、4.6%)、投資・経営(128人、1.3%)になっていた。
就職先では翻訳・通訳に就く人が2731人(28.5%)と最も多く、販売・営業(1631人、)情報処理(1010人)と続いた。
(編集担当:福角忠夫)