国土交通省はマンション標準管理規約の改正を図るため、現行の課題を整理するとともに、見直しを検討するための検討会を立ち上げ、年内に改正案を取りまとめたい意向だ。このための第1回検討会を8月3日に開催する。
検討会は岡山忠広法務省民事局参事官や穐山精吾特定非営利活動法人全国マンション管理組合連合会会長ら11人の専門家で構成され、(1)長期修繕計画の定義等の位置付けや定期的見直し(2)執行機関(理事会等)の権限の明確化(3)集会に欠席する区分所有者の「議決権の委任状」等の適切な取扱いの明確化など、現行運営上、トラブルになりやすい問題点を整理し、見直しを図っていく予定。
(編集担当:福角忠夫)