就活の情報源 会社説明会がトップ

2010年07月07日 11:00

 公益財団法人日本生産性本部就職力センターと社団法人日本経済青年協議会が今年度の新入社員2663人を対象に実施した「働くことの意識」調査の結果、就職活動で利用された情報源のトップに「会社説明会」が入り、過去2年トップにあった「インターネットの企業ホームページ」(89.6%)が2位に後退した。

 それによると、就職活動の情報源では、会社説明会が全体で90.3%。4年制大学生では96.8%に達した。これに次いで多かったのは、インターネットからの企業のホームページで89.6%、4年制大学生では93.9%と、ホームページによる情報提供の重要性に変化はなかった。

 一方、情報源として活用が低かったのは学校への求人票で4年制大学生では34.5%にとどまり、全体でも47.1%と半分にとどかなかった。民間企業が発行する就職情報誌についても、4年制大学生では60.4%あったものの、全体では53.1%とほぼ半数にとどまった。

 こうした結果から、会社説明会や自社ホームページの充実が人材確保のうえで大きなポイントになっていることが裏づけられた。

 ちなみに、第一志望の会社に入れたかどうかでは55.2%が入れたと回答したが、前年より7.1ポイント減少。就職活動が厳しかったことをうかがわせた。
(編集担当:福角忠夫)