東芝とインテルが教育用タブレットPCを発売

2010年07月05日 11:00

 東芝 <6502> とインテルは、児童や学生の学習に適した教育用タブレットPCを共同開発し、東芝が「CM1(シーエムワン)」として、8月上旬より発売を開始すると発表した。

 近年、教育現場において、児童や生徒のICT活用能力向上や効果的な授業のため、PCや電子黒板の導入が相次いでいる。また、総務省は2015年までに全国の小中学生にデジタル教科書を配備する方針を示すなど、教育現場のICT化が著しく進んでいる。そこで、2社は教育現場へ協力するため、教育用タブレットPCを共同で商品化した。

 新たに発売される「CM1」は、モニター部分が180度回転し、ペン入力が可能なタッチスクリーン液晶を搭載。授業に最適な、机上での手書き学習が行える。また、本体はラバーで覆われており、机の上で滑りにくい。さらに、電子黒板やプロジェクターなどと連動することで、共同作業や課題発表へも活用可能。校内の持ち運びの利便性を考慮し、本体には取っ手を装備しているという。

 今後インテルは、国内での教育支援プログラムや実証実験に東芝の「CM1」を活用することで、教育現場におけるICT環境の普及に貢献していきたいとしている。
(編集担当:山下紗季)