JALグループ<9201>は2日、平成25年3月期第2四半期のグループ連結決算を発表した。売上高は、前年同期比343億円(5.7%)増の6,342億円、営業費用は同283億円(5.7%)増の5,220億円となり、営業利益は同60億円(5.7%)増の1,121億円、経常利益は同79億円(7.7%)増の1,110億円、四半期純利益は同23億円(2.4%)増の997億円となっている
第2四半期においては、欧州債務危機等による海外景気の下振れ、デフレの影響、尖閣・竹島問題に起因する対外関係の悪化などにより景気が下押しされるリスクが存在していたのが現状だ。
このような経済状況のもと、中期経営計画で掲げた目標達成に向けて、安全運航の堅持を基盤としたうえで、部門別採算制度による採算意識の徹底を図り、さらなる経営の効率化に努めた結果、増収増益へと繋がったようだ。
尚、通期連結売上高については、国際旅客収入における尖閣問題等による旅客需要の落ち込みを反映した結果、前回発表の予想額と比べて50億円の減収を見込んでいる。