6月に入って日差しも徐々に強くなり、本格的な夏の到来を前に紫外線が気になり始めている人も多いだろう。そんな中、各企業は、夏対策の新商品やサービスを次々に発表している。
日焼け止め市場のシェアNo.1ブランド「アネッサ」を持つ資生堂 <4911> と、全国で約800店舗を展開するユニクロ(ファーストリテイリング <9983> )は、4月から共同で「UVケアが変わる夏」というキャンペーンを行っている。このキャンペーンは、全国約20,000店の「アネッサ」取扱店において、「アネッサ」の購入者1,000名に、ユニクロ「UVカットストールカーディガン」のアネッサ特別カラー(Mサイズ)を抽選でプレゼントするというもの。また、ユニクロ全店舗においても、「UVカットストールカーディガン」、「UVカットVネックカーディガン」を購入した人に、「アネッサ」の試供品を先着20万名に配布している。両社は、このようなお互いの強みを活かした共同キャンペーンを行うことによって、消費者への紫外線対策意識の啓発が可能になると考えているようだ。
また、夏は頭皮にとっても危険な季節だ。毛髪クリニック リーブ21では、頭皮にダメージを与えるとされている夏の紫外線や汗への対策として、「夏のスペシャル頭皮ケア」という新サービスを5月26日よりスタートさせた。同社は、独自で行ったアンケート結果において、41%の人が「抜け毛が気になるシーズンは、夏」と答えていることから、皮脂対策スカルプシャンプーなどをプラスした夏専用のケアコースを1時間で15000円という特別料金で設定し、エステ感覚で気軽に受けることができる新しい施術サービスを提供している。同社の広報担当者は、「皮脂を分泌する皮脂腺が身体の中で一番多いのは頭皮であり、過剰分泌された皮脂が毛穴に充満すると毛母細胞にダメージを与えたり、『脂漏性湿疹』を引き起こすことがあるため、夏の頭皮ケアは重要」とコメントしている。
シワやシミ対策から頭皮ケアまで、進化した夏のケア商品やサービスがたくさん出ている。これらの中から自分にあったものを選び、上手につきあっていくことで、容赦なく降り注ぐ日差しから身を守ることができるかもしれない。
(編集担当:北尾準)